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カイジゲーム 自分がブラック企業にいると思っている人はやってみよう⑪ 【仕込みフェーズ#3】 自分の業務内容と工数を明確にし、定量化せよ

前回、③組織・体制の問題によってブラック状況が起きる要因は下記の2つに集約されると述べました。

 

・仕事の負荷(肉体的、もしくは精神的)の問題

・人(上司、小集団リーダー、先輩など)の問題

 

そして、上記への対応として、内部から進める方法と外部から進める方法の2つがあり、内部から正攻法で上司、そしてそのまた上司へ進言していくのは非常に時間がかかると述べました。

 

では、どのように対応するか。

ここで普通の意識高い系ブログや、ライフハック系のブログだと、まず、ブラック状況を生み出してしまっている上記の要因(仕事の負荷の問題と人の問題)を自分のスキルを上げることで対応しようとします。

 

もう少し詳しくいうと、仕事の負荷の問題だったら、まずはなんにせよ業務効率化のためのスキルアップ(スケジュール管理スキルアップ、エクセル技術アップ、書類のまとめ方技術アップ)、人の問題だったら、コミュニケーションスキルのアップ(方連相のスキルアップ、雑談力アップ)を勧め、書店のビジネス書コーナーへ足を運ばせようとします。

 

しかし、カイジゲームでは自分のスキルを上げて対応するということはしません。

(もちろん、自分のスキルを上げて、業務負荷を下げたり、いやな上司に対応できるようにすることは大切です)

ではどうするか。

ここは会社に対してどれだけダメージを与えるかでプランAとプランBに分けたいと思います。

 

プランA:会社自体へダメージを与えるため、外部機関(お上など)に頼る方法

プランB:あくまで自衛を目的とし、会社へのダメージは与えず、直属の上司のみを攻撃する方法

 

ではそれぞれ何をするかですが、どちらのプランを取るにせよ、今の自分の業務とその負荷を人に説明できるように、やっている業務をそれぞれ項目として挙げ、工数を定量化しておく準備が必要になります。

もちろん、忘れてはならないのは、その工数を合計すると負荷がパンクするように数字のつじつまを合わせておく必要があります。

(嘘をつくのではなく、あくまで自分の業務がパンクしていることを定量的に説明できるようにするため)

 

例えば、

①C社向け社内システム作成業務 30時間/週

②D社向けの製品プレゼン資料作成 40時間/週

③E社向け製品の品質向上対策立案 50時間/週などです。

 

上記を足すと1週間の定時仕事時間の40時間(8時間×5日)に対し、120時間となり、80時間のオーバーとなります。

 

組織・体制に問題がある場合の仕込みフェーズで実行することはこれだけで十分です。

(プランA、プランBで何をするかの説明は反撃フェーズで説明予定)

 

次回へつづく