カイジゲーム 自分がブラック企業にいると思っている人はやってみよう④ 【調査フェーズ#3】会社の歴史からブラック要因を見つけだそう
苦界 生(いきる)です。
下記に示す調査フェーズで前回は①業界における会社の位置づけについて述べましたので、次は②の会社の歴史について述べたいと思います。
<調査フェーズで調べる項目>
①業界における会社の位置づけ
②会社の歴史
③組織・体制
④金の動き(リソーセスの配分、何で儲けているか等)
②会社の歴史
自分の勤める会社がブラックな理由が何に起因しているかを明らかにするうえでも、会社の歴史を調べることは重要です。
会社のホームページがあれば、自分の会社の沿革がないか見てみましょう。ない人は、会社の社史でも探すか、古参の人でも探して思い切って聞いてみましょう。
会社の歴史を調べることでどこにブラックである要因を見出すのか。それは、例えば以下のような観点でブラックの片鱗を見つけることができるかもしれません。
・そもそも歴史が浅い
⇒とにかく会社を成長軌道に乗せるため、社長が社員を馬車馬のように働かせる
・別の会社に吸収合併されている
⇒一つの会社になったものの、合併先との風土が合わず、かつ社長以下、役員がすべて合併先の社員で固められているため、吸収された側の社員は冷遇される
・外資系企業に買収された
⇒極端な合理化によってリストラの可能性が大幅に増加
・非上場会社のオーナー会社
⇒ワンマン経営によって、従業員はこき使われたり、様々なリスクあり(恣意的な人事異動、突然のボーナスカット、リストラ)
上記のような、割とオフィシャルな情報から推測できる点もあれば、下記のように、人から聞いたり、もしくは過去のニュース等を調べないと分からないこともあります。
・一見普通の会社かと思っていたら、大本が実は黒社会の組織が母体だった
・従業員の自殺の話
・会社の不祥事の話(不良品、偽装、会計操作、脱税、カルテルなど)
・従業員の不祥事の話(着服、横領、セクハラ、パワハラなど)
ニュースなどで世間に知れ渡った出来事もあれば、会社の内部にいないと分からないような出来事もあります。特に後者は表にできないヤバいこともあると思いますので、そういったネタは後のフェーズで活用するため、是非ストックしておいてください。
もしそういったヤバいネタを知り、真相を追求するジャーナリストのようにゾクゾクした感じを味わうことができたら、それはカイジゲームの醍醐味の一つです。
ホームページなどに載っているオフィシャルな情報だけでなく、人によるアンオフィシャルな情報も含め会社の歴史を調べましょう。
次回へ続く