深夜アニメはキモい なぜいつまでも市民権を得られないのか①
どうも俗物太郎です。
お久しぶりです。
第3次安倍内閣も今月発足し、安倍総理は足元の支持率回復に向け、より一層経済対策に力をいれる意気込みを表明しています。
そのような中、国の成長戦略のなかの一つのアイテムに、クールジャパン戦略なるものがあります。
経済産業省の説明では、クールジャパン戦略の狙いを下記のように定めています。
『クールジャパン戦略の狙いは、アニメ、ドラマ、音楽等のコンテンツや「衣」「食」「住」をはじめ、日本の文化やライフス タイルの魅力を付加価値に変え、新興国等の旺盛な海外需要を獲得し、日本の経済成長(企業の活躍・雇用 創出)につなげること』
僕は、どうもクールジャパンというネーミングに引っかかってしまい、いまいち好きになれません。というのも、例えば「クールジャパン」を仮に北朝鮮に置き換えてみると分かると思うのですが、おそらく「マンセー北朝鮮」のようなものになると思います。このような感じで、「俺らってイケてるっしょ」というような価値観でぐいぐい来られたら、他国の人はどう感じるでしょうか?
日本が大好きな国ならまだしも、そうでもない国にとっては、「なんだこいつら、キモっ」と思うのではないでしょうか。
まぁ、国の政策のネーミングにいちいちケチをつけることが、今回のテーマの目的ではないので、先に進みたいと思います。
さて、なぜ今回このようなテーマを上げたかというと、理由は二つあります。
一つは、国が成長戦略として、アニメをはじめとしたコンテンツ産業に力を入れるとともに、アニメ自体もクラウドファンディングで資金調達をしたり(「この世界の片隅に」)、海外でも大きくヒットしたり(「君の名は。」)、Netflixが独自アニメを強化する方針を出したりと、アニメを取り巻く環境が変化しているため。
もう一つは、今は僕自身、全くアニメを観ていませんが、かつて一日の大半をアニメを見て過ごすくらいハマっていたことがあり、上記のような変化の中で、アニメ業界の行く先を横目で見るくらいの興味はまだ持ち合わせていますので、一度この辺でまとめてみようと思ったという個人的理由のためです。
タイトルは割と刺激的で、話を進めるにつれて刺激的な内容が出てくると思いますが、これはかつてハマっていた僕自身の厳しさを伴った愛の形として理解いただければと思います。
これから展開する内容を下記に示したいと思います。
1.アニメ業界の概要
2.なぜ深夜アニメはキモいのか?
3.キモくないアニメとは?
4.キモくなくなるには何が必要なのか?
5.まとめ
では、次回から上記に沿って話を進めていきたいと思います。
(②へつづく)