カイジゲーム 自分がブラック企業にいると思っている人はやってみよう⑬ 【反撃フェーズ#1】プランA(会社への攻撃)とプランB(自衛)
苦界 生です。
いよいよ反撃フェーズに入りました。
まずはおさらいとして、調査フェーズで調べた下記の項目について問題があった場合の主なブラック要因と、仕込みフェーズでの準備物について示します。
<調査フェーズで調べた項目、主なブラック要因&仕込みフェーズでの準備物>
①業界における会社の位置づけ
ここがブラックの場合は、カイジゲーム対象外(転職を勧める)
②会社の歴史
主なブラック要因:経営者
準備物:経営者にとって不利になる情報
③組織・体制
主なブラック要因:
・仕事の負荷(肉体的、もしくは精神的)
・人(上司、小集団リーダー、先輩など)
準備物:自分の実施業務の明確化と、それぞれの工数の定量化(週○○時間など)
④金の動き(リソーセス配分、何で儲けているか等)
主なブラック要因:
・表の金の動き:自部署への予算不足、低利益の製品を開発、製造、販売
・裏の金の動き:非合法な金の使い道(「会社ぐるみ」or「属人的」)
準備物:関係者の発言(録音する)、証拠書類
さて、情報がそろったところで、どうやって会社に対して反撃していくかを書いていきたいと思います。
ただし、反撃の仕方としては、⑪の記事でも書きましたが、作戦として下記の2パターンが挙げられます。
プランA:会社(経営者も含む)自体へダメージを与えるため、外部機関に頼る方法
プランB:あくまで自衛を目的とし、会社へのダメージは与えず、直属の上司のみを攻撃する方法
それぞれについて、説明していきたいと思いますが、その前に、まず、自分の持っている情報についその性質を冷静に見極める必要があります。
情報については、前回の⑫で書きましたが、内容によってダメージを与える先が「会社」「人」のどちらかに分けられます。
例えば粉飾決算の情報だったら会社に大きなダメージを与えるものですし、一方○○課長が会社の金を使い込んだというような情報だったら、その課長がクビになるだけです。
(ただし、粉飾決算情報は特定の人にもダメージを与えることができるため、実際は「会社」「人」両方にかかる[後述])
ダメージを与える先が「会社」か「人」かによってプランA、Bどちらを実行するかも変わってきます。
ここで問われるのは、あなた自身の思いです。
つまり、ブラックである会社に対して一矢報いたいか、もしくは特定の個人に対して一矢報いたいかです。
整理すると「自分が持っている情報の性質」と「自分の思い」でマトリックスを作って。プランA、プランBを決めることができます。
下のマトリックスを見てもらうと、「粉飾決算の情報」はプランA(会社への攻撃)にもプランB(自衛)にも使えますが、「○○課長が会社の金を使い込み」というのは、プランB(自衛)しか使えません。
ちなみに、プランA、Bどちらも使えるとはどういうことかというと、粉飾決算の情報というのは、会社への攻撃材料になるのと同時に、粉飾決算に関わった関係者については、自分がその人の弱みを握ったことになるため、それを盾にその人からの自分の身を守ることができる(自衛できる)ということです。
次回でプランA,プランBの実行の仕方について説明していきます。
次回へつづく